AMARELO MANGA 『マンゴー・イエロー』 長編　フィクション 100分　カラー　2002年作品 監督 ： クラウジオ・アシス あらすじ ： プロテスタントを信仰する真面目な妻がいながらも別の女性ディジーと不倫を続けている肉屋の店主。その肉屋に密かに思いをよせるゲイの料理人ドゥンガ、ヒステリックなウエイトレスに恋している病的な屍姦嗜好の中年男。ブラジルのレシーフェ市郊外を舞台に、人間の心の葛藤をユーモアを交えて軽やかに描く。2003年ベルリン国際映画祭CICAE賞（ベルリン国際芸術映画評論連盟優秀賞）に輝いた傑作。 注）　この映画には一部ショッキングなシーンが含まれています。 上映プログラムG      長編映画一覧に戻る ストーリー 情熱に導かれたこの映画の主人公達。 ウエイトレス、料理助手、肉屋の主人とプロテスタントの信仰を持つその妻。 陰謀、復讐、叶う事のない望みを馳せてそれでも幸せになることを求めてやまない世界へと突き進んでゆく。 ブラジルのレシーフェ市郊外に描きだされた世界は、地球の周りをめぐる月のような人生であり、軌道の周りをめぐる浮遊物達の世界である。 人生を脈動する赤褐色の黄色に染めて。その黄色は黄金が放つ色彩でなく、輝きや富を表す黄色でもない。しかし、日々の生活に追われ輝きを失った黄色であり、物に押し潰されて古ぼけた黄色である。見飽きたマンゴーの黄色なのだ。 監督：クラウジオ・アシス クラウジオ・アシスは、ブラジル・ペルナンブーコ州のカルアル市に生まれる。「エンリケ」（1987年）、「ソネート・ド・デスマンテロ・ブルー」（1993年）、「テキサスホテル」（1999年）等の短編映画を監督、ブラジルの映画祭にて数々の賞を受賞。また、映画「バイレ・ペルフマード」の製作・監督を務め、ブラジリア市フェスティバルにてグランプリを受賞。 テクニカルデータ 脚本 : ヒルトン・ラセルダ キャスト : マテウス・ナッキテルガエーレ、ジョーナス・ブロッキ、ジーラ・パエンス、レオーナ・カヴァーリ プロデューサー : クラウジオ･アシス, Paulo Sacramento 映像編集 : パウロ・サクラメント 音楽 : ルシオ・マイア、ジョルジ・デュ・ペイシェ スチール : ヴァルテル・カルヴァーリョ、ABC 受賞歴 ブラジリア市フェスティバル2002年: 優秀映画賞 (公式審査員, 観客および評論)、男優賞、 スチール賞およびモンタージュ賞 ベルリン国際映画祭 2003年 CICAE賞(ベルリン国際芸術映画評論連盟) – 優秀映画賞 – ニューシネマフォーラム トゥールース市ラテンアメリカ映画フェスティバル2003年 優秀映画賞 シネ・セアラ(セアラ市映画祭)　優秀映画賞2003年 優秀映画賞、監督賞、脚本賞、スチール賞、アート･ディレクター賞、衣装デザイン賞、音楽賞、男優賞、女優賞、モンタージュ賞 マイアミ市ブラジル映画フェスティバル2003年 優秀スチール賞 第25回ハバナ市ラテンアメリカ・ニューシネマ国際フェスティバル2003年 優秀新人映画監督賞