ストーリー
大空と大地の間には、我々の不信心が原因だと言い切れない多くの物事が存在する。
そしてセーリオ・ロッシャ(ペドロ・カルドーゾ)は、人がそうした物事に巻き込まれて死ぬという、生き証人になった。
リオデジャネイロ市の新聞記者である彼は、ある日、不動産スキャンダルを取材するために、そんな自分自身のドラマと対峙することを強いられることになったことを見て取る。運命の皮肉。
あるいは、それが神の手であると言えないだろうか。現実の世界では、セーリオはこの困難を克服するために、幼なじみに再会しなければならなくなる。
彼の名は、オターヴィオ・サボイア(ミゲル・ファラベーラ)。
職業は、有名な諸業務請負人で自殺したばかりの、ドトール・サボイア(ジョゼ・ビルケル)が残した負債の唯一の相続人である。
ペテンの天才であるこの男は、持ち家を持つのが夢であるブラジルの中産階級にとって、悪夢といえる存在になる。そして、その夢を抱く人たちの中には、セーリオの両親もいるのだった。
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