コンガーダ
アフロ・ブラジレイラの代表的な芸能の一つ。アフリカのアンゴラ系の女王(Rainha Ginga de Angola)とコンゴ系の王様(Rei Congo)を記念。ブラジルへ奴隷として移入されカトリックとの軋轢や闘い、洗礼などの演劇的な内容を持つ。コーヒー農園のサンパウロ郊外やミナス郊外、サトウキビ農園のノルデスチ地域に広く伝わり、コンガーダといっても場所でまったく違うようだ。コンガーダではサン・ベネジット、サンタ・イフジェニア、ノッサ・セニョーラ・ド・ホザーリオを聖体としており、5月と10月にも大きなお祭りを行う。
(写真は本編より)
ジョンゴ
(写真提供:翁長巳酉 2007年、
リオ郊外のサン・ジョゼにて)
別名「danças de umbigada」と呼ばれ、2名1組のダンサーがおなかをぶつけ合う。アフロブラジルの芸能の中でも現存する一番古い芸能ではないかと言われている。木をくり抜いた太鼓(カシャンブー、プイッタ)を使用。
現在ではグアラチンゲタ、サン・ジョゼ、セヒーニャなど数カ所でしか行われていない。
参考文献・資料 Quebra Cabeça Brasil – Temas de cidadania na História do Brasil (Gilberto Dimenstein & Alvaro Cesar Giansanti, Editora Ática, 2003)
『Cafundó』公式サイト。