|
 |
『カフンドー - ジョアォンの奇跡』 |
ドラマ |
 |
|
|
監督: パウロ・ベッチ / クロヴィス・ブエーノ
出演: ラザロ・ラモス/ フラヴィオ・バウラキ
ブラジル, 2005年, 102分, カラー
宗教のリーダー的存在として、人々の敬愛を集めていたジョアォン・デ・カマルゴ(1858-1942)。元奴隷で労働者階級出身でありながら、彼は”赤い水の教会”を設立、数々の奇跡を起こした聖人として、今日まで崇められている。出演もしている監督パウロ・ベッチの、ジョアォンの生涯を映画化し、アフロ文化と宗教という切り口でブラジルを魅せる意欲作。
|
|
 |
『歌え、マリア』 |
ドラマ |
 |
|
監督: フランシスコ・ラマーリョ・ジュニオル
出演: ヴァネッサ・ジアーコモ / マルコ・ヒッカ / ジョゼ・ヴィルケル
ブラジル, 2006年, 95分, カラー
1930年代、ランピオン率いる盗賊団の略奪が頻発するブラジル北東部。両親を殺されたマリアは、彼女を助けたコリオラノとその叔父フィリッペの家に身を寄せる。この3人の間に嫉妬と愛の物語が繰り広げられていく。原作は巨匠、フランシスコ・J・C・ダンタスの小説「Os Desvalidos」。また、ブラジルのディーバ、ダニエラ・メルクリが本作のために書き下ろしたオリジナル曲にも注目。
|
|
 |
『カルトーラ - サンビスタの物語』 |
ドキュメンタリー |
 |
|
監督: リリオ・フェへイラ / イルトン・ラセルダ
出演: カルトーラ / ピシンギーニャ / パウリーニョ・ダ・ヴィオラ / ベッチ・カルヴァーリョ
ブラジル, 2007年, 88分, カラー
ブラジル音楽界におけるもっとも重要な作曲家、歌手であるカルトーラの人生に焦点を当てたドキュメンタリー。石大工だった彼はセメントが髪にこびりつかないよう帽子をかぶっていたことから、カルトーラ(シルクハット)というあだ名を工事現場でつけられる。生まれつきの才能に恵まれた彼だが、最初のオリジナルレコードを発表したのは65歳になってからという。マンゲイラ誕生秘話や貴重な映像と証言はブラジル音楽ファン必見。
|
|
|
 |
『下水って、匂う。』 |
コメディー ドラマ R-18 |
 |
|
監督: エイトール・ダーリア
出演: セルトン・メロ / パウラ・ブラウン
ブラジル, 2007年, 95分, カラー
「いやなにおいがしないか?下水のにおいだ」ロウレンソの営む骨董店では下水のにおいが充満中。金に困り骨董を売りにくる客を冷たくあしらうロウレンソの人生は、ある女性の尻に魅了されてから狂いはじめる。監督はその突飛な発想で“下水のにおい”に「誰もが隠してきた場所、人間の陰の部分」を描き出す。
|
|
 |
『ミゲルとジョルジ』 |
ドラマ R-15 |
 |
|
監督: ルーシア・ムラッチ
出演: カコ・シオクレール / フラヴィオ・バウラキ
ブラジル, 2005年, 102分, カラー
軍事政権下の70年代、中流階級出身のミゲルは思想犯としてリオデジャネイロの刑務所に服役中。そこに、スラム出身の幼なじみジョルジが、銀行強盗の罪で収監されてくる。ミゲルら思想犯とジョルジたち一般犯罪者の対立の板ばさみとなる2人の友情。50年代、70年代、そして現在の2人の生き様の違いが、ブラジルに色濃く残る格差社会を描きだす。
|
|
 |
『逆転夫婦!?』 |
コメディー |
 |
|
監督: ダニエル・フィーリョ
出演: トニー・ハモス / グローリア・ピレス
ブラジル, 2005年, 80分, カラー
理解し合えない妻と夫というのは、映画や芸術の世界で幾度となく取り上げられてきたテーマだろう。この作品では、トニー・ハモスとグローリア・ピレスというブラジルTV界の才気あふれる二人のベテラン俳優が、体が入れ替わってしまう夫婦を生き生きと演じている。彼らのドタバタ劇が観客の笑いを誘う。
|
|
|