昨年もたくさんの方に読んでいただいたシリーズ! 作品の字幕を担当して下さった翻訳者の方による映画の見どころ紹介です。
今年の第2回目は『ハウル・セイシャス〜終わりなきメタモルフォーゼ〜』、本作の字幕を担当して下さったのは此田愛さんです。
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ブラジル映画祭2013の字幕制作は、日本映像翻訳アカデミーに依頼しており、翻訳者の皆様は、同学校の卒業生でもあります。
【日本映像翻訳アカデミー】http://www.jvtacademy.com/
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『ハウル・セイシャス〜終わりなきメタモルフォーゼ〜』について 字幕翻訳者:此田愛
1970~80年代、ブラジリアンロック界の異端児としてその名を轟かせた、ハウル・セイシャス。彼のアナーキーな思想、そしてロックとバイアォンをミックスした独自の音楽は、死後20年以上経ってもなお、ファンの心をつかんでいる。本作は、そんなハウルの音楽人生を、ファン、家族、ミュージシャン、元妻・恋人たちが赤裸々に語るドキュメンタリー作品だ。

エルヴィス・プレスリーへの憧れを抱いた青年ハウルは、下積み時代を経てスターとなる。小説「アルケミスト」の著者パウロ・コエーリョとの共作などで、次々とヒットを生み出すが、常に順風満帆とは行かなかった。ドラッグの誘惑、秘密結社への傾倒、軍事政権下における厳しい検閲、アルコール依存症と病魔との闘い。そして華麗なるステージ復帰ののちに迎える最期…。どんな苦境にあっても、信念を持って曲を紡ぎ続けたハウル・セイシャスの生きざまを、ステージ映像と共にじっくり味わってほしい。

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此田愛さん、字幕翻訳とコメント、本当にありがとうございました!!!
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